| その3. イヨッ 大統領 2004年 10月末日
無沙汰しております。先日家に帰ったらルームメートがマークシートを必死こいてマークしていました。
ロトくじかなんか?なんて思って覗き込むと、大統領選挙の選挙用紙にマークしておりました。そうなのです、ご存知のとおり、4年に一度の大統領選挙なのであります。今回、若干音楽とは離れますが、大統領選挙について少しお話を。
ルームメートがやってたマークシートは大統領を選ぶ欄のほかに、個々の政策に賛成か反対かという欄もついています(たとえばカジノ建設賛成か反対かなど)。詳しい法案の内容は選挙用パンフの中に載っていて、まあ全部は読まないだろうけど、大体どんな法案かを吟味した上でマークしてるみたいです。
この法案が20くらいあるのかな。最近はテレビCMでも延々と法案の宣伝をしています。「PROP 66に賛を!」 てな感じなんですが、ひどい時は「PROP 66に賛成を!」の後に「PROP 66に反対を!」って逆の宣伝が流れたりも。
で、肝心の大統領選挙なのですが、やはり中心は、対テロ、イラク対策。共和党ブッシュは対テロ強行路線で、イラク戦争も完遂。民主党ケリーは対テロに対する姿勢はブッシュよりやや弱腰に見られがちで、イラク戦争に関しては撤退路線(そもそもアルカイダとイラクのつながり、イラクの大量破壊兵器の証拠がなかったことから)。
イラクで大量破壊兵器が見つからなかったのはほぼ確定なので、ブッシュ政権のイラク戦争の理由付けが筋違いであるに関わらず、未だに多くの人がブッシュを支持している、というのは現在のアメリカの混迷した心情であるようです。というのは、ケリーが大統領になったとして、テロに対応できるのか?という潜在的な不安がブッシュ支持に向かわせているみたいで。
自分の周りはケリーを支持している人が多いのですが、ケリー支持も緊急避難的な選択なようで、さすがにブッシュの強硬政策ではヤバイ、ケリーはあんまし気に入らないけど、今度ブッシュが勝つと、取り返しのつかないことになるので、仕方なく、という人が意外に多いです。「リベラル」な印象の民主党ではありますが、歴史的には民主党のケネディ大統領がベトナム戦争を始めたということもあったりで、決して、「反戦」が信条なわけではないし、ケリー自身もカソリックでエール大卒のエリートでむしろ、保守と言ってもよいくらいです。
テロ、イラク意外にも論点はいくつかあって、減税、妊娠中絶、同性愛者婚姻、環境問題などほんとに荒っぽくまとめれば、ブッシュは強者優遇、ケリーは中、低所得者層にやさしい、って感じでしょうか。しかしながら、ほんとにごちゃごちゃに様々な勢力が混ざり合って、結局Coke or Pepsi?の二択まで持ってくってすごい国だなあなんて思います。
で、最後に音楽の話に戻るのですが、政治が盛り上がると音楽や文化が盛り上がる、というのはアメリカらしいなあと感じてます。ライブにいくと、ほとんどのライブで「選挙のために登録を〜」って選挙の登録用紙を配ってたり、インディ界隈では「アンチ・ブッシュ」「イラク戦争反対」と銘打ったキャンペーンが数え切れないほどあります。もちろん、ブッシュ支持の音楽キャンペーンもあるし、映画では『華氏911』や『チーム・アメリカ』のような政治色
を色濃く反映した作品など、ブッシュ、ケリー、どちらを支持するにしろ、政治に対するオープンな姿勢というのはアメリカ的だなあと思います。とにかく、自分の立場をはっきりさせろ、というのが普段から習慣ですね。主張しない人に権利はない、というサバイバルな環境は時に、自分には厳しいですが、学
ぶものもおおいっす。
「話が長いっ!」って感想をいただいたので(笑)今日はこのへんで〜。
今日の一言英会話。 My legs are sleep! (足しびれたヨ!)
稲垣智文 ex. The Links/ blue blue blue
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